悲しい出来事

バタバタとしているうちに随分と更新が遠のいてしまいましたが、その間にもずっと気になっていたことがありまして・・・遅ればせながら、つぶやいてみることにしました。
もう２週間も前のことですが、ハワイ（SBSオープン）で起こった出来事についてです。必死で戦った桃ちゃんに対し、心無い暴言を浴びせた人がいたとのこと。事実だとしたら本当に悲しい出来事ですね。
日常生活の中でも、言葉って本当に恐いなって思うことがよくありますよね。何気ない一言が、時には受けた人の人生を狂わせるほどの大きな凶器になることだってありますし。

私の身近でも、今回の件とは少しニュアンスは違いますが、以前に悲しい発言を耳にしたことがありました。テレビ観戦中に私の知人が発したもので、日本での試合で優勝争いをしていた申プロに対して投げられた言葉でした。彼は、申プロの国籍と容姿の一部を取り上げて、彼女には優勝させてはいけない的なことを侮辱的な表現で発したのです。彼女がどんな生い立ちを持ち、ここで熾烈な優勝争いをするまでにどれだけの苦労があったかなんてこれっぽっちも考えないで。いえ、そんなことを考えていないからこそ言える軽率かつ無責任な発言だったのでしょう。
また、私はオリックスが神戸に来るまでは甲子園でよく野球観戦をしたものですが、ここで飛び交うヤジは強烈なものでした。相手チームはおろか応援するチームの選手にさえもミスをしたら物凄い罵声が飛んできます。「こらっ〇〇、アホ、ボケ、死ね！」は当たり前、時には聞くに堪えない侮辱に満ちた言葉が投げ付けられたりもしていました。でも、彼らをよく見ているうちにはっきりと分かってきたんです。彼らの暴言は、深いことは全く考えずにビールを片手にただ単純に自分のストレス発散をしているに過ぎないんだってことが。
また、海外でも似たような出来事があったのを今回の件で思い出しました。舩越園子さんの2008年5月と6月のブログに掲載されていたもので、これも今回の件とはニュアンスは違いますが、ガルシアとアダム・スコットに向けられたギャラリーの暴言を巡る記事でした。この記事を読んで、私も舩越さんと同様にミケルソンの一言に救われはしましたが、本当に許しがたい出来事だと思います。
（舩越さんのブログ　http://www.gogol.jp/blog/funakoshi/　で閲覧できます。）

このような暴言を巡る悲しい出来事は、スポーツ観戦においてはジャンルを問わず頻繁に起こっていることなのでしょう。そして、暴言を発している側の人って、ほとんどの場合が所詮この程度のものであって、受けた側は過敏になる必要なんてないものだと思います。そして、そう思うことが自己防衛の手段にもなるとも考えています。
今後もアメリカで戦う桃ちゃんに対して、心無い暴言を浴びせてくる人が現れるかもしれませんが、もし浴びせられたとしてもそんな重みのない言葉に振り回されたらアホらしいですし、過敏になることなく自信を持って戦ってほしいと思います。
それにしても、どんな状況であれ、このような愚かな発言は決して許されるものではありませんよね。でも、そんなことを言っている自分も、普段ひょっとしたら暴言は吐かないまでも気付かないうちに何気ない一言で他人を傷つけているかもしれません。言葉は慎重に選ばないと・・・。
以上、こんなことを考える度に、最近ますます無口になっていく自分を感じているadckの独り言でした。

※　この出来事を、勇気と友情を持って教えてくれたしのぶちゃんに感謝ですね。

コメント 3

本人には軽く流してもらいたいけど、第三者としては糾弾せずにはいられませんね。アメリカで大喧嘩したギャラリーの気持ちも
よくわかります。
by 朝霞のおっちゃん (2009-03-01 02:51) 

まったくですよね。活躍すればするほど風当たりも
強くなります。桃ちゃんも、そういうのを気にしないで、
まあ、酔っぱらいがいるくらいに思わないとやってられない
ですね。変な奴もいるけど、応援する人はもっともっと
いるからオオブネに乗った気持ちで戦ってほしいですね。

by 源さん (2009-03-01 21:43) 

おっちゃんさん、源さん、nice＆コメありがとうございます。

本人には軽く流してもらいたいけど、ファンとしては黙っていられませんよね。
もし桃ちゃん観戦中にそんな者を見かけたら、頭に血が上ってきっと噛み付いてしまうでしょうね。
by adck (2009-03-03 00:07)