杉原のオッサン

つるやオープン初日に行ってきました。
都合上、２時間半という短時間の観戦でしたが、とっても充実した時間を過ごすことができました。
行く前は、晋吾プロを中心に、桃ちゃんの師匠の江連プロ、岩田プロなどについて回るつもりでした。けど、往年の勝負師、青木、杉原両プロの魅力に負けてしまい、結局は江連プロ１H、青木プロ４H、杉原プロ５Hの観戦となってしまいました。
青木プロに関してはおよそ20年ぶりの観戦です。かつて観た時よりもさらにオーラが感じられ、「出るからには勝つよ。」という雰囲気がプンプンに出ていました。プレーに関しては小技に目を見張るものがありました。また、キャディにバンカーのならし方を細かく指示するなど後続者へのマナーを欠かさない姿勢に本物のプロを感じました。
そして杉原プロ。70歳を超え、ガンがリンパにまで転移している人がレギュラーツアーで戦っていること自体が驚異です。だけど、しんどそうな様相はこれっぽっちも見せません。
球、飛びません。でも、球、生きてます。打つ前の眼光は、かつて“ドン”と呼ばれた頃そのままです。
プレーは凛としていて、ダボを叩いてもまったく表情を変えません。そして、声をかけるファンには穏やかな表情で丁寧に応えることを欠かしません。
礼儀の正しさとファンへの接し方は卓越したものがあり、そう簡単に真似できるものではないと思います。若い選手たちやキャディ、そしてギャラリーに、プロゴルファーとは何か、人生とは何かを命を懸けて教えようとしているように見えました。
本当に、「いったい何やねん」と思わせるほど魅力的なオッサンです。「また、必ず観に行くから元気でプレーし続けてやー。」そう、心の中で言い残して会場を後にしてきました。

コメント 7

adckさん、御苦労さん。
コースに桃ちゃんが変装して（ははは）
来てたかもですな。
今はローカルでウロウロしてるみたいだから
またまた大遭遇もありうるかも
いいなー、そこの場所
by 源さん (2009-04-24 22:30) 

源さん、nice＆コメありがとうございます。
ゆみ姉さんとかは見かけましたけど、残念ながら変装した怪しい女の子は見ませんでしたねー。
そうそう、深堀夫人（元TBSアナの進藤晶子さん）なら見かけましたよ。とっても綺麗な人でしたよ。
それにしても、杉原プロは凄いです。技術を超えて心にグッとくるものがありました。親しみを込めて”オッサン”と呼ばせていただきましたが、本当に尊敬すべき方です。機会があれば是非観てくださいね。
源さんは来週、生桃ちゃんを観戦できるんですね。私は秋までお預けですからそちらの方が羨ましいですよ。応援よろしくお願いしますね。
なぁーんて、「東京カワイイTV」見ながら打ってます。
by adck (2009-04-26 00:06) 

　昨年、日本シニアオープンを見に行った時、初めて中島常幸プロ、青木功プロを間近にすることが出来ました。お二人とも、行く先々すごいオーラを発していて、その存在感に、改めて偉大さを感じました。
　杉原プロは、直接拝見したことはないのですが、病気の事がマスコミに出てからもう何年も経っていますから、いまだに現役でプレーされていることに、人間離れした、鬼気迫るものすら感じてしまいます。
　adckさんの文章を読んで、今度機会があれば、プレーを観に行きたくなりました。それまで、まだまだお元気で活躍して頂きたいですね。

by 朝霞のおっちゃん (2009-04-26 09:02) 

おっちゃんさま、ご無沙汰しております。
共感していただいてありがとうございます。
杉原プロのことでまだ伝えたいことがあるのですが、寝不足は明日の仕事に影響しますのでまた後日に書き込むことにします。
まずは取り急ぎお礼のみで失礼いたします。

by adck (2009-04-26 23:44) 

朝霞のおっちゃんさまへ。“続・杉原のオッサン”です。

後日に書き込むと言っておきながら間が空いてすみません。なかなか集中して書きまとめる時間がないものでして・・・言い訳してすみません。
杉原プロのこと、機会があれば是非観に行ってほしいと思います。ただ、先週の予選ラウンド後に「回り切ってホッとしている。」とコメントされていたそうで、やはり相当きつかったんだと思います。なんとか、お元気でプレーし続けてほしいものですが・・・。
私が間近で観た実感としては、鬼気迫るというより、むしろそれすらも通り越しているって感じなんですよ。眼光が鋭く凛としていて、なのにとても穏やかで優しいんです。（人にもコースにもです。）
もう全てのことを受け入れる覚悟ができていると言うのでしょうか。うまく表現できないんですが、私の勝手なイメージで表現すれば“仙人”のような人です。（仙人って本当はよく分かりません。あくまでもイメージです。）
礼儀が正しいという点をお話しますと、プレーに関して一人だけの拍手に対しても、その人の気持ちに対し帽子の縁をそっと触って応えられます。病状をよく知っているギャラリーからは常に「頑張って～。」と声援が飛んできて、それにも帽子の縁を触ったり軽く頷いたり、時には歩み寄って話しかけたりジョークを飛ばしたりと、必ず応じられています。
ギャラリーを笑わせるツボも心得ていて、あるホールで杉原プロがパー、同伴の２人がボギーとダボを叩いた次のホールでのこと。ティグランドに立つやいなや待ち受けるギャラリーに一言、「ワシ、オナーや。ハハ。ホンマやがな。」とニヤリ。絶妙のトークと不敵な笑みに周囲は大爆笑。そこにいたすべての人が和やかな雰囲気に包みこまれました。真剣勝負をしつつ、こんな芸当ができる人はなかなかいないと思います。
大病を患う前の杉原プロに対しては、非情なまでに勝負に徹していて、マナーに口うるさく取っ付きにくい人っていうイメージを持っていたのですが、今は取っ付きにくさは感じられません。その上で、「勝負に徹する」（今の相手は病気と年齢ですが。）、「マナーに厳しい」という姿勢はきっちりと貫き通しておられ素晴らしいものを感じます。
本当にプロゴルファーのお手本のような選手です。一緒にラウンドした選手たちは大きな影響を受け、真似たいと思っている選手も少なくはないと思います。
あり得ないことでしょうが、もし桃ちゃんが杉原プロのプレーを観戦したとすれば、彼女もそのプレースタイルに感銘を受けるに違いありません。ただ、仮にそんなことがあったとしても、私は正直、今の桃ちゃんにそのすべてを真似てほしいとはまったく思いません。この円熟さは若い人が真似ても様にはならないですし、今の桃ちゃんにはまだまだ他のことを気にすることなく、若者らしく徹底して勝負に拘りながらプレーしてほしいと願っているからです。ガツガツしていて、勝ちに拘って、その上で人間的にも懸命に成長しようとしている桃ちゃんの“ひたむきさ”に私は惹かれている訳ですから。おっちゃんさんも、きっとそうではないかと勝手に思っています。
おっちゃんさんは、今週は桃ちゃん観戦なんですよね。源さんをはじめ、関東圏の桃ちゃんファンがたくさん応援に行かれることでしょうね。皆さんがとても羨ましいです。私の分までどうかよろしく応援お願いしますね。
では、お気をつけて行ってらっしゃいませ～。

by adck (2009-05-01 00:25) 

杉原プロの様子、手に取るようにとても良くわかりました。
昨日の報知新聞に中日クラウンズ同一大会50回連続出場の記事が載っていました。その表題は「貫禄の最下位発進」。
なんて粋な見出しでしょう。そして、柔和な笑顔で表彰される杉原プロの写真が載っていました。会見の終わりに「ちょっと老けた石川遼でした」と言って、笑いを誘っていたそうです。adckさんの文を読んで、是非一度プレーを見てみたいと思っています。
桃子プロに関しても、全く同感です。様々な意味で、彼女の成長こそが私たちファンの愉しみです。その点では、彼女の周りの方々、特に桃子ママに負うところがとても大きいような気がしています。
今日は源さんと一緒に生応援してきました。源さんはあのブログの通り、面白くとても気さくな方でした。いつもは一人で応援にいくのですが、今日はお目当てのプロを一緒に応援する楽しさを堪能してきました。最高でしたよー。

by 朝霞のおっちゃん (2009-05-02 22:42) 

おっちゃんさん、桃ちゃん観戦、さぞかし楽しかったことでしょうね。
応援、私もご一緒させていただきたかったですよ。アメリカへ行くのに比べたら関東は近いですから一度検討してみようかなぁ。その時は一緒に応援よろしくお願いしますね。
おっちゃんさん達も是非とも神戸にお越しくだされば嬉しいのですが。六国でのサントリーレディスはメジャーと重なるんで秋のマスターズレディスなんかはいかがですか？
新神戸駅まで来てくだされば迎えに行きますし、その後は全自動洗濯乾燥機に入った気分でいてくだされば会場をはじめ、桃ちゃんの本拠地の六国（パブリックは私の本拠地でもあります）や佳林さんなど何処でも案内させていただきますよ。と言ってもやはり遠すぎますかね。

ところで桃ちゃん、テレビでは18Hしか映ってなかったけど、とても安定しているように見えました。全体的にはどうだったでしょうか。また、おっちゃんさんの感想を簡単でいいんでブログにアップしてもらえればありがたいです。

杉原プロも機会があれば是非観てほしいと思います。一見の価値はあると思いますよ。

by adck (2009-05-03 00:33)